これは素晴らしい物ができました。
リーフのポータブル電源が発売されましたが、価格がとても高く、17万円もします。しかもバッテリーは16vで2枚しか入っていません。
これは適正価格ではないと思いました。高すぎます。
こうゆう物は普通のお父さん達がお小遣いで買える価格であるべきです。もっと良い物を、はるかに安く作成しようと考えました。
そこで、バッテリーを3枚構成で23vシステムを作りました。BMSは60アンペアを使用し、充電器も付けました。それで、この価格です。
インバータはお客様によって要求スペックは異なるでしょうし、直接24vで使用する事も考えられるため、あえて付属品にしていません。
その方が総額が安くなります。

安い理由
自分で解体すれば、リーフのバッテリーは安く入手できます。大変ですけど。
BMSは日本のメーカーから直接入手しています。
3枚6セル構成のため、組み立て直後は低めの電圧23vです。
そのため、高価なリチウムバッテリー専用充電器ではなく、安価な充電器で作成できます。

現在品質評価をしているところですが、充電は24v代後半まで入りました。満充電には一晩かかります。
放電は20v位まで使えます。
24vのポータブル冷凍庫で常温から接続し、-19℃で氷を作成中です。
LEV50で作成した12vシステムは12時間以上-19℃をキープしていましたから、こちらはもっと長持ちしそうです。
結果が出たら追記します。

付属品の充電器だと、25vで充電は止まりますが、端子台へソーラーのチャージコントローラーを接続し、27v位まで充電しても大丈夫なはずです。

ご注意
コストのために内部の配線は細い物を使用しています。ポットやドライヤー、炊飯器、電気自動車の充電器は接続しないほうが良さそうです。
冷凍庫や扇風機、パソコン、テレビでの使用を前提に設計しています。
どうしても大電流を取り出したい場合は、内部のセルから直接取るようにおねがいします。
電気自動車もそのように設計されています。

（2023年 9月 23日 10時 56分 追加）
少し前にポータブル冷凍庫のスイッチをいれましたが、12vシステムの時と比べると圧倒的に冷えるのが早いです。あっと言う間に−17℃になりました。
エアコンのない車で遠くのスーパーでアイスが買えます。
ポータブル冷凍庫は電圧によってコンプレッサーの動きが違い、それによって冷え方が異なるようです。
普通自動車のシガーソケットは12vですから、車のシガーソケットから電源を取るよりも、これを車に積んだ方がずっと良いと思います。

（2023年 9月 23日 20時 37分 追加）
冷凍庫を稼働させて12時間経ちました。
−19℃をキープし、氷はカチカチです。
バッテリーは23.5vです。
昨日充電前の かなりのパワーだと思います。
このまま朝まで動かしてみます。

（2023年 9月 24日 0時 18分 追加）
16時間経ちましたが、まだ23vをキープしています。冷凍庫が省エネなのもあるでしょうが、下限値の20vまではかなり時間がかかりそうです。
キャンプでは丸一日扇風機を回しても大丈夫でしょうし、冬は車中泊で電気毛布も使えそうです。
ただ、電気毛布よりも少し換気をしながら豆炭アンカの方が暖かい上に電気を使わないですが。

（2023年 9月 24日 10時 19分 追加）
先ほど見たら、冷凍庫のバッテリー保護機能が作動し、21.5vで停止していました。
ポータブル冷凍庫で使うなら、朝キャンプ場へ出かけ、1日使用し、翌日の朝は電池切れするギリギリです。冷凍ではなく、冷蔵の維持ならば、24時間行けるかもしれません。
少し大きめのインバータを設置し、停電時にテレビや洗濯機、ガス給湯器の電源が使えるようにする用途も良さそうです。
機能検証はここまでにします。

（2023年 9月 27日 11時 27分 追加）
リーフのセルを安く大量に入手できたので、値引きします。リーフセルで使える6セルのBMSは少し高いのですが、それでも値引きできました。
また値上がりしたら価格戻しますが、安く入手できる限り、引きで出したいと思います。